WordPressの保守

こんにちは。カタリストの椎葉(しいば)です。

さいたま市の緑区原山を拠点に、全国対応でホームページ作成とWeb集客支援をしています。

今回は、WordPressでホームページを運営するうえで欠かせない保守作業について解説します。

WordPressの保守とは?

WordPressの保守

WordPressの保守とは、サイトを安定して稼働させ、セキュリティ面も安全に保つための様々な作業を指します。

重要な保守のひとつに、WordPressのアップデートがあります。

お使いのスマートフォンのOSのアップデートをイメージすると、保守の必要性がわかりやすいです。

もし、スマートフォンを購入してから全くアップデートしなかったら……。

新しい機能は追加されませんし、セキュリティ上の弱点は放置されたままで外部からの攻撃に狙われやすい状態ということです。

実際、スマホの乗っ取り被害も散見されているので、アップデートは必須の作業です。

スマートフォンは身近な存在なので、アップデートをしている方も多いと思います。

しかし、WordPressサイトにも、アップデートなどの保守作業が必要という認識がなく、放置してしまうケースも少なくありません

ホームページを公開したからには、WordPressの保守は必須だと知っていただければと思います。

なぜなら、以下のような被害が発生する可能性があるためです。

WordPressの保守を怠った場合の実際の被害例

WordPressサイトを狙うハッカー

WordPressの保守を怠ると、様々な深刻な問題が発生する可能性があります。

過去には、多くのWebサイトが保守不足により大きな被害を受けています。

以下に、実際にあったケースをいくつかご紹介します。

Webサイトのハッキング

事例: 世界的に有名な企業のWebサイトがハッキングされ、大量の個人情報が漏洩しました。原因は、WordPressのプラグインの脆弱性を放置していたことです。

被害: 企業のイメージダウン、巨額の賠償金、顧客からの信頼喪失など、多大な損害を受けました。

ランサムウェア感染によるサイトのダウン

事例: 中小企業のWebサイトがランサムウェアに感染し、全てのデータが暗号化されてしまいました。復号するための身代金を要求され、事業が停止に追い込まれることに。

被害: 売上減少、顧客からの問い合わせ対応、データ復旧費用など、多額の費用と時間がかかりました。

サイトの改ざん

事例: オンラインショップのWebサイトが改ざんされ、商品画像や価格が不正に書き換えられました。その結果、顧客が不正な商品を購入してしまう事態が発生

被害: 売上損失、顧客からのクレーム、企業のイメージダウンなど、多大な損害を受けました。

その他、よくあるケースとしては、アップデートを怠っていたため、WordPressの管理画面にログインできなくなったり、ホームページが表示されなくなったりすることもあります。

WordPressの保守の具体的な内容

WordPressの保守

ハッカーたちの手口は、Webサイトに総当たり攻撃(ブルートフォース攻撃)を仕掛けて、その中でセキュリティが弱くてハッキングするのが簡単なWebサイトを見つけて狙います

そのため、あなたが基本的な対策を講じていれば、ハッカーはよりセキュリティが弱いサイトへと流れていきます。

ハッカーの標的にされないためにも、サイトのパフォーマンスを保つためにも以下のような保守作業が必要です。

WordPress本体、テーマ、プラグインのアップデート

 新しい機能の追加やセキュリティの強化のため、最新版が提供されたらアップデートを行います。

セキュリティ対策

ハッキングやウイルス感染からサイトを守るために、セキュリティプラグインの導入や設定、脆弱性の修正などを行います。

バックアップデータの取得

サイトのデータを定期的にバックアップし、トラブルが起こった際にサイトを元に戻すのに使用します。

パフォーマンス最適化

サイトの表示速度を向上させるためのチューニングを行います。

不具合対応

サイトに発生した不具合を迅速に調査・修正します。

定期的な点検

サイトの全体的な状況を定期的に点検し、問題がないか確認します。

WordPressの保守は外注で効率化できる

WordPressの保守

WordPressの保守は、ホームページを制作した業者や保守専門の業者に外注した方が楽ですし安心です。

問題が発生した場合、専門家が迅速に対応してくれるため、自力で解決する手間が省けるからです。

なお、WordPressの本体やテーマ、プラグインのアップデートの際に、ホームページに不具合が生じることは少なくないです。

例えば、つい最近あった事例なのですが、とあるWordPressプラグインをアップデートしたところ、固定ページが編集できなくなってしまう不具合が発生しました。

同様の不具合は私以外のユーザーにも発生しており、アップデートプログラムそのものに問題があったようです。

原因を調べて対処は終わりましたが、一般の方には解決は難しい問題でした。

また、仮に一般の方が解決できる問題であっても、解決方法を調べたり実行したりするのに、かなり時間がかかってしまいます。

その他にも、アップデートが原因でホームページの表示が崩れてしまうこともあります。

その場合、ホームページを訪れたユーザーからの印象を悪くしてしまいますし、成約も逃します。

アップデートの際は、このような問題が生じやすいため、専門家がクライアントのサイトでアップデートを実施する場合は、テスト環境で試してみて問題がなければ本番環境でも実行するのが一般的です。

専門の保守サービスを利用することで、本来の業務に集中できます。

WordPressの保守を外注する場合の費用

WordPressの保守の費用

WordPressの保守を外注する場合の費用は、月額5,000円から50,000円程度とプラン内容や業者によって様々です。

保守費用は、ホームページの規模や、どのようなレベルのセキュリティを必要としているのかにもよります。

業者ごとに作業範囲が異なるため、価格での比較がなかなか難しく、個別に見積もりをとってみるのがおすすめです。

WordPressの保守:まとめ

WordPressの保守

WordPressサイトの保守は、サイトの安定稼働とセキュリティ確保のために不可欠です。

トラブルの発生を防ぐためにも、定期的に保守作業を行いましょう。

専門の保守サービスを利用することで、これらの作業をアウトソーシングし、自社の本来の業務に集中できます。

なお、カタリストでもWordPressサイトの保守サービスを月額5,000円から承っておりますので、興味のある方はお問い合わせいただければと思います。

上部へスクロール