こんにちは。カタリストの椎葉(しいば)です。
埼玉県さいたま市の浦和を拠点に、全国対応でホームページ制作とWeb集客支援を行っています。
今回は、個人(フリーランス・個人事業主)にホームページ制作を依頼した場合の費用・相場について解説します。
あわせて、個人に依頼した場合のメリット・デメリットや、個人のホームページ制作者の見極め方についても紹介するので、ぜひご覧ください。
目次(タップで飛べます)
ホームページ制作を個人に依頼した場合の費用・相場
個人にホームページ制作を依頼した場合の費用・相場を、以下の通り3パターンに分けて解説します。
レベル | 相場 | 内容 | |
① | 経験者 | 12-20万円 | 3-4ページ。名刺代わり・必要最低限。更新機能やレスポンシブ対応がない場合もある |
② | 20-40万円 | 5-6ページ。集客目的のホームページ向け。更新機能・レスポンシブ対応付きの場合が多い | |
③ | 駆け出し | 10万円以下 | 名刺代わり・集客目的にも対応していることも。低価格な反面、デザイン力や提案力が足りない場合も。 |
①と②の料金の差は、ホームページに更新機能を追加するかどうかです。
更新機能とは、お知らせ・ブログ・商品・お客様の声など、ホームページ公開後に新しい内容をお客様自身でUPしていくページを作ることです。
特に更新機能が必要ではない場合は、①名刺代わりのホームページとして制作費用が安いほうのプランで対応可能なことが多いです。
一方で、ホームページ作成の目的が集客の場合は、②WordPress(更新システム)を導入する料金プランを選択し、コンテンツを積極的に更新するのがおすすめです。
また、①のような安い方のプランの場合は、料金を抑えるためにレスポンシブデザインに対応していないことがあるので注意してください。
レスポンシブ対応とは、スマホ・タブレット・PCなどの、どのデバイスで見ても、ホームページの画面が見やすく最適化されるように作ることです。
料金プランを選ぶ際、レスポンシブ対応が含まれているプランを選ぶのがおすすめです。
スマホでネット検索をしていると、ホームページが見づらくて拡大表示してやっと文字が読めた経験がある方もいるのではないでしょうか。
これは、そのホームページがレスポンシブ対応していないということです。
一般的に、ホームページの閲覧者はスマホからが7割というデータもありますので、レスポンシブ対応は必須です。
③駆け出しのデザイナーの場合は、実績作りのために相場よりも安い費用で仕事を受注することがあります。
全員がそうとは限りませんが、中にはデザイン力やマーケティングの知識が足りないフリーランスもいるため、お客様が納品物のクオリティにショックを受けてしまい、結局ほかのデザイナーに依頼し直したケースもあります。
つまり、当たり外れが大きいということです。
駆け出しのデザイナーに依頼する場合は、制作実績や制作サンプルを確認したり、費用が安いぶん多くは求めない心構えが必要です。
なお、ホームページの制作費用は、ページ数やどのような機能を組み込むかによって変動するため、上記はあくまで傾向としてご参照ください。
ホームページ制作を個人に依頼する場合のメリット
次に、個人にホームページ制作を依頼する場合のメリット3点をご紹介します。
①ヒアリングと制作者が同一人物のため認識のズレが生じづらい
個人のホームページ制作者の場合、ヒアリングから制作までを一人で対応するため、お客様と認識の齟齬が発生しにくいです。
ホームページ制作会社の場合は、お客様の窓口となる営業担当と、実際に制作するデザイナーが別々のため、お客様の希望がうまくデザイナーに伝わらないことがあります。
また、技術的な質問に対し、営業担当の場合は実際に作っているわけではないために答えられなかったり、説明が分かりづらくなってしまうことも。
その結果、言った言わないの水掛け論に発展してしまうことも少なくありません。
一方で、個人の制作者の場合は、技術面でのできる・できないをその場で回答したり、伝言ゲームにならずにお客様の要望をダイレクトに制作に反映することが可能です。
②ホームページ制作会社よりも制作費の相場が安い
個人の制作者の場合、自身の人件費以外の費用がかからないため、ホームページ制作会社よりも制作費の相場が安いです。
個人の制作者は、ヒアリング・ディレクション・制作・納品前のテスト・納品を一人で対応しています。
一方で、ホームページ制作会社の場合は、営業・ディレクター・デザイナー・コーダーなどにより各工程が分担されており、関わる人数が多いぶん人件費がかさみます。
さらに、一部の業務を社外の人間へ外注しているホームページ制作会社もあるため、お客様のお支払いに外注費が上乗せされていることもあります。
また、個人の制作者は自宅が事務所を兼ねていることが多く、ホームページ制作会社のように高い賃料も発生しません。
このように、個人の制作者は人件費や外注費、賃料などの経費を抑えられるため、ホームページ制作会社よりも安い料金設定が可能です。
③納期を柔軟に対応できる
個人のホームページ制作者の場合は、自身の裁量で仕事を進められるため、納期の融通が利きやすいです。
ホームページ制作会社の場合は、役割分担をして複数の人間が関わっていたり、土日祝が休みだったりするため、フレキシブルな対応が難しい場合があります。
一方で、個人の場合は自分一人で働いているため、自身の裁量でスピーディに仕事を進められます。
人によっては、20時や21時からお客様との打ち合わせに対応していたりと、いつ働くかも自由です。
そのため、急ぎの案件であっても要望に答えられることがあります(どんな短納期でもOKではなく、もちろん無理のない範囲にはなりますが)。
そのため、迅速にホームページ制作を進めたい方には、個人のホームページ制作者がおすすめです。
個人に依頼する場合のデメリット
次に、個人にホームページ制作を依頼する場合のデメリット2点をご紹介します。
廃業リスクがある
個人のホームページ制作者は、本人が仕事をやめてしまえば廃業となるため、制作会社よりも廃業リスクは高いです。
対策としては、すでにホームページ制作ビジネスが軌道に乗り何年も営業している個人であれば、売上が立たずに廃業となるリスクは低いといえるでしょう。
また、ホームページ制作ビジネスで生活できている個人は、同業者のネットワークをもっており、万一の事態に備えている場合が多いです。
ご心配な場合は、もし個人の制作者の身に何かあった場合の対応について、契約の前に確認しておきましょう。
一方で、駆け出しのフリーランスが仕事をあまり受注できずに廃業というのは珍しい話ではないため、ベテランよりもビジネスの継続性が不透明な点も注意しましょう。
制作物の質がピンキリである
そのほかにも、制作物の質がピンキリであるという点も、ホームページ制作を個人に依頼するデメリットです。
ホームページ制作はパソコンさえあれば始められるため、個人でも参入しやすいビジネスです。
そのため、デザイン力やマーケティングの知識がない駆け出しの個人でもすぐに仕事を開始できてしまいます。
そこで、個人の候補者の中から、経験や実績のある人物を選び出す必要があります。
経験や実績のある個人のデザイナーの選び方
では、どうやって問題のない個人のホームページ制作者を選ぶかですが、以下の点を確認しましょう。
- コミュニケーション能力を確認する
- 極端に料金が安い人は避ける
- 制作実績を確認する
コミュニケーション能力を確認する
ホームページ制作では、制作者のコミュニケーション能力も重要です。
クライアントの要望を正確に理解し、ホームページに落とし込むためには、高いコミュニケーション能力が必要だからです。
ほとんどのホームページ制作者は無料相談を受け付けているので、申し込んでみて以下の点を確認しましょう。
・専門用語ばかり使わずに、わかりやすく説明してくれるか
・あなたの要望をしっかりとヒアリングし、理解してくれるか
・あなたのビジネスに最適な提案をしてくれるか
コミュニケーション能力は、ホームページ制作者としての経験が如実に現れる部分なので、制作者を見極めるのに役立ちます。
極端に料金が安い人は避ける
相場よりも極端に安い費用でホームページを制作している場合、駆け出しのデザイナーである可能性が高いので避けた方が無難です。
想像してみてください。
実績も自信も充分にある個人事業主・フリーランスであれば、相場よりも極端に安い料金で仕事を受注する理由がないですよね。
5ページ程度のボリュームのホームページの場合、実績のある個人であれば最低でも15万円しないと引き受けないと思います、労力に見合いませんから。
そのため、10万円以下の費用で作成する個人には、何か理由があると思った方がよいでしょう。
制作実績を確認する
ホームページ制作のビジネスを何年も継続できている個人であれば、制作実績を一覧にして公開している場合が多いです。
どのような業種のホームページを制作しているかや、デザインのクオリティ、見やすさや分かりやすさを確認しましょう。
また、クライアントからの口コミや評判も掲載されているとより安心です。
ホームページ制作を個人に依頼する場合の費用や相場:まとめ
・個人の経験者に依頼する場合の相場
名刺代わりのホームページで12〜20万円
集客目的のホームページで20〜40万円
・駆け出しの個人に依頼する場合の相場
数万円〜10万円
・更新機能があるかやレスポンシブ対応の有無、ページ数などによって制作費用は異なる
・個人に依頼する場合のメリット
①ヒアリングと制作者が同一人物のため認識のズレが生じづらい
②ホームページ制作会社よりも制作費の相場が安い
③納期を柔軟に対応できる
・個人に依頼する場合のデメリット
①廃業リスクがある
②制作物の質がピンキリである
・経験や実績のある個人のデザイナーの選び方
①コミュニケーション能力を確認する
②極端に料金が安い人は避ける
③制作実績を確認する
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
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