レンタルサーバー

こんにちは。カタリストの椎葉(しいば)です。

埼玉県さいたま市の浦和を拠点に、全国対応でホームページ制作の仕事をしています。

今回は、お客様からよくいただく質問のひとつである「ホームページを作る際に、おすすめのレンタルサーバーはどれか」についてお答えします。

私は仕事柄、さまざまなレンタルサーバーを実際に使用したことがあります。

そんな私自身が契約しているのもお客様へおすすめするのも、ConoHa WINGとエックスサーバーです。

その他のサーバーに比べて機能面や使いやすさが上回っており、料金プランもシンプルでわかりやすいためです。

どちらのサーバーでも問題はないのですが、あえて順位をつけるなら1番おすすめなのがConoHa WING、2番目がエックスサーバーです。

本記事では、ConoHa WINGとエックスサーバーを実際に使ってみた感想や両者の比較、料金を比較する際の注意点、レンタルサーバーの選び方について解説します。

本記事を読むことで、どのような観点でレンタルサーバーを選べばよいかが理解できるようになります。

なお、ConoHwWINGでWordPressを立ち上げる方法は以下の記事に掲載していますので、併せてご覧ください。

おすすめのレンタルサーバー第1位ConoHa WING

ConoHa WING公式サイトのトップページ

ConoHa WINGは、高速・高機能・高安定性を併せもつサーバーとして、2018年よりサービス提供を開始しました。

運営会社は、東証プライム上場企業であるGMOインターネットグループ株式会社です。

GMOインターネットグループ株式会社は資本金50億円の大企業で、サーバー事業の他にもインターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業も展開しています。

ConoHa WINGを使って感じたメリット

ConoHa WINGを使って感じたメリット

実際にConoHa WINGを利用してみて感じたメリットをご紹介します。

①Webサイトの表示速度が速い

ConoHa WINGの表示速度の他社比較

ConoHa WINGは、Webサイトの表示の速さ国内No.1を謳っており、実際に使用していると他のサーバーに比べてWebサイトが早く表示されると感じることがあります。

2018年からサービス提供を開始した新しいレンタルサーバーのため、最新の高性能サーバー・超高速SSD・高速化技術を組み合わせて国内最速を実現しています。

Webサイトの表示速度は、訪れてくれたユーザーを離脱させないためにも、Google検索で上位表示を目指すためにも重要な要素です。

②条件を満たせば独自ドメインが2つ無料で使える

独自ドメインとは、「あなたのホームページのアドレス」です。

私のホームページであれば「https://cata-lyst.jp/」のこと。

サーバーを契約して自分のホームページを作る場合、独自ドメインの取得は必須なのですが、本来ドメインには年間数百円から数千円の費用がかかります。

独自ドメインが無料とは、ホームページのランニングコストを抑えられるということです。

なお、レンタルサーバーとドメインは、それぞれ別の会社と契約することもできるのですが、別々に契約したり管理画面が分かれていたりすると手間が掛かります。

一方で、ConoHa WINGやエックスサーバーは、ドメインを取得する機能も持っているため、別途ドメインの会社と契約をせずに済んで便利です。

ドメインが無料になる条件ですが、エックスサーバーはスタンダードプランを12ヶ月以上ご契約で独自ドメインが1つ無料、24ヶ月以上のご契約で2つ無料です。

ConoHa WINGは、WINGパックで契約すれば独自ドメインが2つ無料になるため、エックスサーバーよりも独自ドメイン2件無料のハードルは低いです。

③WordPressのインストールが最も簡単にできる

WordPressでホームページを作る場合、レンタルしたサーバーにWordPressをインストールする必要があります。

多くのサーバーには、WordPressを簡単にインストールするための機能が用意されていますが、操作のわかりやすさには差があります。

様々なサーバーにWordPressをインストールした経験から、初心者の方が最も簡単にWordPressをインストールできるサーバーはConoHa WINGだと感じました。

感覚としては、サーバーの契約と同時にインストールが完了しているくらいの簡単さです。

そのため、WordPressでホームページを作る方にはConoHa WINGは特におすすめです。

ConoHa WINGを使って感じたデメリット

ConoHa WINGを使って感じたデメリット

実際にConoHa WINGを利用してみて感じたデメリットをご紹介します。

①管理画面の動作が微妙に重い

サーバーを契約したら、管理画面で各種の操作を行います。

ConoHa WINGは管理画面の画面遷移の待ち時間が微妙に長く、操作していて少しストレスを感じます。

例えるなら、読み込み時間が長いホームページに感じる億劫さと同じです。

基本的に、一般の方がサーバーを使う機会は、ホームページを開設するときくらいなので、そこまで気にしなくても大丈夫です。

私のように仕事で使うとなると、頻繁に使うため地味にストレスに感じてしまいます。

②2018年開始のサービスで知名度は高くない

ConoHa WINGという名前を聞いたことがなく、心配に感じる方もいらっしゃるかもしれません。

実は、ConoHa WINGは表示速度の速さが話題を呼び、ブロガーの方が既存のサーバーから乗り換えたり、私以外のWebデザイナーもお客様へおすすめしていたりと、ネットに関わる人間のあいだでは割と知られた存在です。

また、サーバーの稼働率も99%以上であり、サーバーダウンが度々起こってホームページが表示されずに困るということもありません。

しかし、老舗サーバーの方が安心という場合は、次にご紹介するエックスサーバーがおすすめです。

おすすめのレンタルサーバー第2位エックスサーバー

エックスサーバーのトップページ

エックスサーバーは、20年間のサーバー運用実績があり、国内シェアNo.1をほこるレンタルサーバーです。

エックスサーバーとConoHa WINGの一番の違いは、サーバーの歴史の長さと国内シェアといえます。

サーバーの歴史の長さや利用者数の多さで選ぶ場合は、エックスサーバーがおすすめです。

一方、表示速度を重視する場合は、ConoHa WINGがおすすめです。

エックスサーバーを使って感じたメリット

実際にエックスサーバーを利用してみて感じたメリットをご紹介します。

①管理画面の動作がスムーズ

エックスサーバーは、ConoHa WINGよりも管理画面の動作が軽いです。

そのため、ConoHa WINGよりもストレスを感じずに操作ができます。

②安定して稼働している

私は2015年よりエックスサーバーを利用しているのですが、本当にトラブルが少ないです。

レンタルサーバー自体にトラブルが生じてしまうと、復旧するまで自社ホームページが表示されなくなってしまうため、サーバーの安定性は重要です。

エックスサーバーを使って感じたデメリット

エックスサーバーを使って感じたデメリット

以前、エックスサーバーはその他のサーバーに比べて料金がやや高めでした。

しかし、現在はConoHa WINGと料金がほぼ変わらなくなりました。

よって、エックスサーバーのデメリットを挙げるのは難しいのですが、強いていえばWordPressインストールの際の手順がConoHa WINGよりも多いことです。

そのため、WordPressを使う方にはConoHa WINGをおすすめしています。

ただ、どちらのサーバーも問題のない信頼性の高いサーバーなので、どちらを選んでもひどいサーバーで困るなんてことはないため、ご安心ください。

レンタルサーバーの料金を比較する際の注意点

ここでは、レンタルサーバーの料金を比較する際に、見落としがちな注意点についてお伝えします。

レンタルサーバーの料金体系は大きく分けて2種類あります。

①基本料金のみでほぼすべての機能が使える(ConoHa WINGやエックスサーバーはこちら)

conohaWing の料金プラン

②プランごとに使える機能が異なる。機能を追加したい場合は、基本料金に有料オプションを付ける必要がある(ロリポップはこちら)

ロリポップの料金プラン

①と②のサーバーの料金を比較する際は、オプション料金も加味して比べる必要があるためご注意ください。

ロリポップは、昔からあるサーバーのひとつで利用料金も他社に比べて安いため、検討している方も多いと思います。

そこで、ロリポップを例に説明します。

ロリポップは一見すると他のサーバーに比べて安いのですが、安いプランをまともに使おうとすると結局オプションを付ける必要があり、ConoHa WINGやエックスサーバーよりも料金が高くなるケースがあります。

例えば、ロリポップのエコノミー、ライト、スタンダードプランには、自動でバックアップデータが保管される機能(後述)が付いておらず、付ける場合は月額330円のオプション料金がかかります。

一方で、ConoHa WINGやエックスサーバーは料金プランがシンプルで、基本料金のみで必要な機能がほぼすべて使えて、自動バックアップも標準搭載されています。

このように、2つの料金体系が存在するため、比較する際はオプションを加味した金額で比較するようにご注意ください。

なお、ロリポップは、エコノミープランだとWordPressに対応していない点も注意が必要です。

また、2006年に2回の大事故を起こしている点からも、ConoHa WINGとエックスサーバーの方が信頼性が高くおすすめです。

レンタルサーバーの選び方

最後に、レンタルサーバーの選び方を解説します。

サーバーを選ぶ際は、下記の5つの条件を満たしているかをチェックしましょう。

①自動バックアップ機能がついている
②無料でSSLを利用できる
③WordPressを簡単に導入できる
④サーバーが安定して稼働している
⑤表示速度が速い


なお、ConoHa WINGとエックスサーバーは、上記の5つの条件をすべて満たしています。

①自動バックアップ機能がついている

自動バックアップ機能とは、サーバー側が定期的にサーバー内のデータのバックアップを取っておいてくれる機能です。

なぜ、バックアップを取る必要があるかですが、ホームページにトラブルがあった際にバックアップを使って復旧することがあるためです。

ホームページを運営していると、以下のようなトラブルが発生することも。

・WordPressやプラグイン(付加機能)のバージョンアップの際にエラーが出て、ホームページが表示されなくなる。

・自身の何らかの操作のせいで、ホームページの表示が崩れてしまう。

このようなときにバックアップデータを使えば、ホームページをバックアップを取ったときの状態に戻せます。

②無料でSSLを利用できる

今の時代、ホームページを運営するうえで情報をSSLで保護することは必須です。

SSL(Secure Sockets Layer)とは、インターネット上でのデータ通信を暗号化する技術です。

SSLを使用することで、ユーザーが送信した個人情報やパスワードが第三者に盗まれるリスクを軽減できます。

SSLを導入しているホームページは、ブラウザのアドレスバーに「鍵マーク」や「https」と表示され、ユーザーからの信頼性を高める効果も。

また、Googleなどの検索エンジンは、SSLを導入しているホームページを優遇するため、検索結果で上位に表示されやすくなります。

なお、ConoHa WINGとエックスサーバーは無料でSSLを利用できるため、ホームページ運営にかかるコストを削減できます。

③WordPressを簡単にインストールできる

WordPressをインストールする際、サーバーによっては手順が複雑で、時間も労力もかかることがあります。

そのため、WordPressを簡単にインストールできる機能を備えたサーバーを選びましょう。

具体的には、「WordPress簡単インストール」といった名称の機能があるかを公式サイトで確認します。

④レンタルサーバーの稼働率が高い

レンタルサーバーは、稼働率が高いものを選びましょう。

「稼働率」とは、サーバーがどれくらい安定して稼働しているかを示す指標です。

稼働率の数字が大きいほど、サーバーにトラブルが起こっている時間が少ないことを意味します。

サーバーにトラブルが発生すると、復旧するまであなたのホームページが表示されなくなることがあるため、安定性の高さは重要です。

なお、ConoHa WINGもエックスサーバーも稼働率99.99%の実績があるため、サーバーがダウンしてホームページが表示されないという事態は滅多に起こらないといえます。

⑤表示速度が速い

ネット検索していると、クリックしても読み込みが遅いホームページはキャンセルして、次へ行ってしまった経験はありませんか?

このようにホームページの表示速度は、ホームページの訪問者数やひいては商品・サービスの成約にも影響します。

そのため、表示速度が速いサーバーを選びましょう。

ホームページ制作におすすめのレンタルサーバーとその選び方:まとめ

デジタル空間
  • レンタルサーバーはConoHa WINGが一番おすすめ、エックスサーバーは二番目におすすめ
  • 表示速度の速さを重視する場合は、ConoHa WINGがおすすめ
  • サーバーの歴史の長さや国内シェアで選ぶ場合は、エックスサーバーがおすすめ
  • 基本料金が安くても結局オプション料金がかさんで、ConoHa WINGやエックスサーバーよりも高くなるレンタルサーバーもあるため要注意
  • サーバーを選ぶ際は、下記の5つの条件を満たしているかをチェック
    1. 自動バックアップ機能がついている
    2. 無料でSSLを利用できる
    3. WordPressを簡単にインストールできる
    4. サーバーの稼働率が高い
    5. 表示速度が速い

ConoHa WINGを契約する際の入力方法や、WordPressのインストール方法をご覧になりたい方は、こちらの記事をご覧ください。
https://cata-lyst.jp/how-to-setup-wp/

ここまでご覧いただき、ありがとうございました。

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